昨年の日光市は日光東照宮陽明門平成の大修理を終えての4年ぶりの公開や、東武鉄道SL 大樹の復活運行などの明るい話題があり、観光客の入込、宿泊共に好調に推移しました。本年度もJR グループによるディスティネーションキャンペーンが開催され、2020年の東京オリンピックに向けて観光客の増加が期待されます。しかし、日光市の現状は、少子高齢化による人口減少、企業数減少など典型的な地方都市の問題に直面しています。また世界情勢に目を向ければ、北朝鮮のミサイル開発、イギリスのEU離脱、トランプ政権の誕生によるTPP離脱と不安定要素が増しています。そのような状況の中、地域経済団体としての商工会議所の役割はますます大きくなっています。
昨年度30周年を迎えた日光YEG、今年度は次なる40周年に向けて第一歩目の年になります。ここ数年は全国大会とちぎ宇都宮大会に始まり、関東ブロック大会とちぎ日光大会、創立30周年と対外的な事業の連続でした。ここで原点に立ち返り、自分たちの足元を見つめなおしてから新たな一歩を踏み出す事が必要とされています。
先ず経営者が研修等を通して研鑽することにより、能力の効率的な使い方を覚え、能力を正しい方向に使うことにより生産性を上げ、自社を強靭にし、利益の出る体質にします。
次に日光YEGの組織を発展させるために会員の増強に努め、40周年までに会員100名達成を目指します。会員間の交流も促進し、お互いのビジネスに繋げ売り上げの拡大を図ります。また行政や地域団体と協働することにより、地域に与える影響をより大きなものにします。協働により気付いた問題点を、提言活動を通して改善し地域に貢献します。
以上の活動を通して我々の生まれ育った日光市を、自社も他者も共に栄える活気ある地域にします。
① 自社を研鑽する
⑴ 研修の充実(例会以外での研修活動・親会研修会の活用)
⑵ 役員会での自社の紹介
⑶ 役員会での補助金.制度等の紹介(親会、行政の活用)
② 組織を強くする
⑴ 会員の拡大:年間純増5名
⑵ 会員の交流
⑶ 広報活動の充実(杉並木にYEGコーナーを作り毎月掲載)
③ 地域を強くする
⑴ 地区会活動の充実(予算をつける・組織図の作成、委員長ポストの新設・例会の実施・地域の魅力の発信)
⑵ 提言活動(市職員、他組織との意見交換会→風会議)
⑶ 他団体との協働